【篠山城】登城記
2014年3月8日(土)
京都の福知山城を登城後、兵庫県の篠山城に再登城しました。前回は雨の中の登城で御殿意外はゆっくり見ることが出来ませんでしたが、今回はお堀の周りの馬出などの遺構を見ることが出来ました。
もちろん100名城スタンプも押印できました。
三の丸跡に車を停め登城

午後2時20分、福知山城から高速を使って約40分で篠山城駐車場に到着しました。
この駐車場は三の丸にあたります。

駐車場から内掘り越しに大書院の屋根が見えます。

駐車場から直ぐに北廊下門跡に到着。
篠山城の説明図を見て当時の縄張をイメージしながら登城します。

ここは屋根付きの廊下でした。


中門跡

中門跡では通路が右に折れ、更に進むと左に折れると鉄御門跡が見えてきました。
「枡形」といわれる敵の侵入を妨げる構造となっています。
鉄門跡

復元された大書院

大書院に入るすと直ぐ右側に券売所があります。
その手前に100名城スタンプが設置されていました。
シャチハタタイプでは無いのですが、なんとか綺麗に押せました(^・^)
№57 日本100名城スタンプ

大書院内部



大書院内部を一回りして、二丸へ向かいました。


大書院から二の丸跡を望む

二の丸御殿の間取りが地面に再現されています。
大書院を出て二の丸跡へ

往時の名残をとどめる二の丸御殿の井戸で、
深そうです。
埋門跡

二の丸の井戸を見たあと前回見落とした「埋門」へ行ってみました。

この門は非常時には埋めて遮断するようです。

門から外に出ると南側の内掘りが見えるのですが、修復中のためか水はありませんでした。
また、ここから天守台の高石垣もみることが出来ます。

二の丸から本丸へ


資料が無いため隅石が正確に積まれていないと表記されています。

神社があります。

二の丸から本丸に上ると天守台が見えます。
篠山城の天守閣は築城のときから、あまりに堅固なため建設は中止されました。その代わり南東の隅に一重の隅櫓が建てられ、三箇所の櫓を取り囲むように多聞櫓で繋いでいたようです。
史料館の模型をみるとよく分ります。
天守台

天守台に上がり南側の内掘りをみると、工事をしている様子です。
堀を整備しているのでしょうか。

天守台に上がり南側の内掘りをみると、工事をしていました。
堀を整備しているのでしょうか。


天守台に上ったあと、大書院を出て「大正ロマン館」へ行き、その後、外堀にある「馬出」を見に行きました。


三の丸を出ると外掘りが見えます。
大正ロマン館
三の丸から大手門跡を通り、お土産などがある「大正ロマン館」へ

大正ロマン館を出て、側にある観光案内所で出丸への行き方を尋ねました。
南馬山
観光案内所の係りの方に、馬出まで車で行けるか伺ったらところ、行けるとのこと。
駐車場に戻りもらった地図を見ながら外堀へ向かいました。

外堀の向こうが本丸です。(馬出上から)

外堀の外側の道を南に進むと、武家屋敷跡があり、さらに進むと南馬出へ行けました。
土塁の上に登ってみましたが、規模の大きさに驚きました。
東馬山

篠山城では北、東、南の三箇所の出入り口があり、この箇所を凹字形の濠と堀で囲んで城門への通路を複雑にしています。
これが馬出と呼ばれている施設で、あらかじめ兵馬をここへ繰り出しておき、いざという場合は門を開いて打ち出す溜り場であったり、また武将がそこまで乗り出して軍状を見張るところでもあったそうです。

とくに南馬出は、土塁で出来たものとしては国内一の規模だそうです。
東馬出は石垣で造られています。
午後3時40分 東馬出を見学した後、帰路につきました。
以上で篠山城登城記Ⅱを終わります。